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西三数学サークル通信(特別版)16号
2022.10.7例会報告
★日時 10月7日(金)19時~21時
★参加者 4名(レポート提出 4名6本)
梶田、広田、山田、斎藤
★レポート一覧
1.半田東高文化祭クラス展示企画より(梶田)
4年に1回の今年のフィールズ賞のひとりはウクライナ出身の女性数学者ビヤゾフスカ氏。
高次元空間を球で埋め尽くす「球充填」の研究を行っているという。そこで、文化祭のクラス企画で
《10×16の長方形の枠に直径2の円板が5×8個で埋め尽くしてある模型を作り、これに円板を
もう1個追加して41個で埋め尽くせるか?》という問題とその解説を発表してもらった。
2.半径2の円の内部を半径1の円が滑らずに接触して1回転するとき、内接する円の接点Pの軌跡の図(梶田)
数式ソフト マセマティカで描くと外の円の直径上を動くことがわかる
3.裏面の針は今何時?(正六角形版) (広田)
児島さんが数教協全国大会で発表したものから、いろいろなバージョンを考えてみた。表の針が0時のとき
反転して裏が1時なら、表を1時になるように反転軸を変えたとき裏は何時?という問題を、実際に正六角形
を使って考える。
4.定番問題の色々な解答(山田)
「△ABCで∠Cの2等分線が底辺ABと点Dで交わるとき、AC,AD,CBの長さがわかるとき、二等分線の長さCDを求める」
という問題集の定番問題を、角の2等分線の定理や余弦定理などを道具として生徒にいろいろな解答を考えてもらう
という通り一遍の演習授業ではなくいろいろな解答を考えてもらえて思いもかけない「探究的な活動」になった。
5.??どこかで聞いたハナシ??(山田)
数研の問題集4プロセス数学A問題163にのっている問題から思いつく。実はこれは弓子さんが数学通信290号で
「循環する内心、外心、垂心」で発表していたことと同じ。三角形を外に作っていくか、中に作っていくかの違い
があるが、相似なので、本質的には同じ。
6.RSA暗号について(NHK「笑わない数学・暗号理論」を視聴して)(斎藤)
NHK番組の「暗号理論」の解説。RSA暗号の作り方を解説。番組のラストに登場した例・・・公開情報、209と
互いに素になる17を用いて暗号化された情報96から元の情報39の解説。(番組は結果のみちらっと紹介)
これは「進行役尾形貴弘氏から数学者への感謝の気持ち」という落ちがおもしろい。
「定番問題の色々な解答」 こちら
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